コマ割りツール:漫画のコマ割り方法と原稿サイズ
コマ割りは、ページの中に読む順序と間(ま)をつくる作業です。ここでは、漫画のコマ割りの基本と原稿サイズの考え方、MangaForgeのコマ割りツールでできることをまとめます。
コマ割りの基本
読む順序を迷わせない
日本の漫画は、右上から左下へ向かって読みます。コマの大きさや並べ方で、読者の視線が自然にその順で流れるようにします。コマ同士の位置関係が曖昧だと、読者は「どれから読むのか」で一瞬止まってしまいます。
余白で間をつくる
コマとコマのあいだの余白(ガター)は、時間の流れや呼吸を表します。間隔を広げれば静かな間に、狭めれば畳みかけるテンポになります。ページ全体で余白の幅をそろえておくと、すっきりと読めます。
裁ち落としを理解する
ページの端まで絵を届かせたいコマは、仕上がり線の外側まで絵を描き伸ばしておきます。これが裁ち落としです。印刷後に紙を断裁するため、ぎりぎりで描くと、断裁のずれで白い縁が出てしまいます。
原稿サイズの考え方
原稿サイズは、仕上がりサイズと、そこに裁ち落とし分を足した用紙サイズを分けて考えます。代表的な寸法は次のとおりです。
| 項目 | 寸法の目安 |
|---|---|
| B4(原稿用紙) | 257 × 364 mm |
| B5(仕上がり) | 182 × 257 mm |
| A5(仕上がり) | 148 × 210 mm |
| 裁ち落とし(塗り足し) | 一般に3 mm |
原稿の枠の寸法や裁ち落としの幅は、出版社や印刷所の指定によって異なります。必ず入稿先のテンプレートや規定を確認してください。
MangaForgeのコマ割りツール
コマを「メッシュ」として扱う
MangaForgeのコマ割りは、ページ上のコマをひとつのパネルメッシュとして扱います。境界線を動かしながら、ページ全体のバランスを見て整えられます。ネームで決めた流れを、そのまま原稿のコマに落とし込めます。
ページプリセットとガイド
B4・A5のページプリセットを選ぶと、原稿のサイズが設定されます。裁ち落としの範囲などを示すガイドを重ねて、コマがはみ出しすぎていないか、端の処理が足りているかを確認できます。
トンボ付きの印刷用書き出し
完成した原稿は、トンボ(クロップマーク)付きの印刷用データとして書き出せます。入稿規定は印刷所ごとに異なるため、書き出したデータを入稿先の仕様に照らして確認してください。
ネームから、コマ割りへ
コマ割りの前に、全体の流れをネームで固めておくと、原稿に入ってからの描き直しが減ります。